惟任日向守光秀

日本中世史における明智光秀の実像

2014-05-08から1日間の記事一覧

本能寺襲撃の謎にせまる(光秀とその時代⑭)

荒木村重、松永久秀ともに、主君は信長であり、その信長に対す敵対行為 は、裏切りであり断罪されるものである、という考え方は、戦国時代の彼ら には存在しませんでした。 江戸時代に確立される、儒教思想的武士道は、平和の時代の思想であり、 彼らが生き…

本能寺襲撃の謎にせまる(光秀とその時代⑬)

永禄十一年上洛し、都の新たなる支配者になった信長と義昭に対し、松 永久秀がよしみを通じてきた時、兄である13代将軍義輝を久秀に殺され た義昭は、強く嫌悪感を示し、その申し出を拒絶します。 久秀が信長に献上した名物「九十九髪茄子」の効果が、あっ…