惟任日向守光秀

日本中世史における明智光秀の実像

2014-06-14から1日間の記事一覧

濃州余談㉑

描かれている人物は、足利尊氏として、長く流布していましたが、近年の 研究によれば、高師直かその一族ではないかとの説が有力です。 濃州余談⑲と同じく、実戦にのぞみ、戦闘態勢に入った武将が太刀を肩 に担ぎ、兜を着用していないのがわかります。兜は弓…

本能寺襲撃の謎にせまる(光秀とその日常⑤)

天正十年、四国長宗我部氏討伐軍の中に、副将として織田信澄がいました。 信澄は幼名を坊丸といい、信長の実弟信行の嫡男として生まれます。 信行は二度にわたり、信長打倒の企てを起こしますが、柴田勝家の裏切り により事が露見し、謀殺されます。坊丸は信…