2014-07-24 明智資料㉓ 日本史 兜上部の天穴は、結った髪を出し固定したり、通気性をよくするなど の実用的な用途がありました。 その他に戦場において縁起をかつぐ武将らしく、この穴から神仏が降 臨して、武将を守護してくれるとの意味合いがありました。 機能的、様式美的、そして宗教的にも意味がある穴でしたが、江戸時 代に入り、髪形の変化や平和な時代の到来により、付属することが少 なくなります。 最上義光愛用「三十八間金覆輪筋兜」