惟任日向守光秀

日本中世史における明智光秀の実像

明智資料㉓


兜上部の天穴は、結った髪を出し固定したり、通気性をよくするなど

の実用的な用途がありました。

その他に戦場において縁起をかつぐ武将らしく、この穴から神仏が降
臨して、武将を守護してくれるとの意味合いがありました。

機能的、様式美的、そして宗教的にも意味がある穴でしたが、江戸時
代に入り、髪形の変化や平和な時代の到来により、付属することが少
なくなります。

 
最上義光愛用「三十八間金覆輪筋兜」

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