本能寺襲撃の謎にせまる(四人の天下人⑮)
「住吉合戦事」において、明智兵庫助が楠正行と合戦したとの記述が
最初となります。
同書には、第二十六巻「四条畷合戦事」、第二十七巻「御所囲事」、第
名前で登場しますが、これはすべて同一人物で、この人が明智家の始
祖、明智頼兼となります。
頼兼は土岐氏惣領頼康の弟になります。
近年の研究により、その評価が見直されてきています。
従事します。
番衆として出陣しています。
ますが、関係の深い東軍の細川氏との戦闘を避けて、無断で領国に軍
を引き上げさせます。
これには、政房と成頼の対立も、その一因にあったかもしれません。
は土岐氏惣領と行動をともにし、在京していたことは確かでしょう。