本能寺襲撃の謎にせまる(光秀と朝廷・公家社会㉘)
官を辞した信長と天皇、そして光秀が深く関った行事に、都での馬揃
えがありました。
打ち、畿内全域をほぼ勢力圏に置き、天下統一を目前にします。
り、織田側、本願寺側双方からの、朝廷に対する働きかけ以上に、天
皇、朝廷からの、双方に対する、主体的な講和勧告の色彩が強く見ら
れます。
招く、と危惧していた思えます。寺社の保護が朝廷のもつ名目的権威
であれば当然の役割であり、それが天皇、朝廷を保護していくものと
の認識だったのでしょう。
ることをみれば、信長の真意は本願寺を徹底殲滅することにあったと
思われ、その不徹底さが信長自身の身を、滅ぼしていくこととなります。
たちは、繰り返される本願寺勢力に対する、大虐殺を避けたいとの思
いを強くもっていたのでしょう。
そこを完全に断たれることを極力避けたい、との思いがあり、天皇を
勅命講和へと動かしたと思われます。
惑が見え隠れしており、それは天皇、朝廷の経済的基盤確保の動き
からくるものでした。
の思惑が大きく乖離した中で、光秀を奉行としてとりおこなわれました。
(光秀戦闘史Ⅱ⑤⑥⑦)