2014-05-05 明智資料⑫ 日本史 岩佐又兵衛は荒木村重の実子として、天正六年に生まれる。 母は、だしと推測されるが、確認はできない。荒木一族は幼 子を含めて、ほとんどが処刑されたが、乳母の機転で生き残 り、本願寺に匿われ、成長後織田信雄に仕える。画才に優れ 、信雄の改易後、絵師として生計をたてる。人物描写に長け、 その作風は浮世絵の基礎を作ったといわれます。 岩佐又兵衛「山中常盤物語絵巻」 無残な死に方をする常盤御前のなかに、六条河原 で斬首された母の姿を見たのかもしれない (濃州余談⑫)