惟任日向守光秀

日本中世史における明智光秀の実像

明智資料㉙

 

この書状は、丹波国宇津領にある瀬竜、黒田両村の年貢米の

請取状です。

宇津領には、周山城があり、明智光忠が城代としていたので
すが、この書状は、明智秀満が捺印し、その上に明智光秀
花押をいれるという、あまり見られない形式となっています。

天正九年十二月四日付けの日付があります。

印の方は本物のようですが、秀満と光秀の円満な関係を示し
ているようにとれ、興味深い資料の一つです。
 

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